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ペンダコスタッフが、毎日交代で書く西麻布つれづれ日記。役に立つのか立たないのか、笑えるのかそれとも涙ホロリなのか、どんなネタが繰り広げられるのやら全く 業予想不可能ですが、さぼらないように続けていこうと思いますので、たまに訪れて読んでみてください。
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 悲しいニュース kado 2004年10月31日(Sun) 

どんな落ち度があったにせよ、遠い異国で極めて残忍な方法で殺された若者の家族が、 怒りや悲しみをぶつける前にまず「関係者へのお詫びとお礼」を述べなければいけない僕らの国は、 本当に自由にものが言える国なのでしょうか。(H)


 西麻布の洋食屋さん kado 2004年10月28日(Thu) 

会社の斜め向かいあたりに昔ながらの洋食屋さんがあります。ここはTさんの「行きつけのお店」シリーズに登場しないこと確実なので、私が書いても大丈夫でしょう。今日、久しぶりにそこに行きました。
食べたのは男爵コロッケ定食。コロッケ2個に千切りキャベツ、みそ汁にライスで700円。これを含め同じ値段のAランチが9種類、その他にBランチやCランチもあるし、定食以外にもオムライス、ハヤシライスなどいろいろあります。普通の定食屋さんより料理が出てくるのが遅いのは、注文してから揚げたり焼いたりしているからなのでしょう。今日、コロッケにかじりついたら、あまりにアツアツで、上顎が少々やけど気味です。生姜焼きとかハンバーグとか肉野菜炒めなんかも、なかなかおいしいですよ。Hさんはカツ丼がお気に入り。
で、そういう店がなぜにTさんの行きつけとならないのかといいますと、肉が食べられないのでメニューが限られてしまうこと、そして量が少ないことが不満らしい。まあ、たしかに少な目ではあるけれど…。でも、男性のお客さんも多いし、Cランチなんて、私は食べたことはないけど、ハンバーグと海老フライと蟹クリームコロッケが盛り合わさってボリュームたっぷりなんだよ、Tさん! あ、ハンバーグが食べられないからダメなのか…
というわけで、Tさんは行かないけれど、ソース味、ケチャップ味が食べたくなったら、ここに行きます。(S)


 行きつけのお店 その4 その後 kado 2004年10月27日(Wed) 

味が変わってしまったと書いた中華屋さん。結論から言うと、通い続けています。今日も焼きそばを食べちゃいました。盛りつけもちゃんとキレイだったし、味も薄すぎず、濃すぎず、元通り!(になってきた気がします) 新しい料理人さんが店の味をマスターしたのでしょう。よかった、よかった。それとも、私の舌が変わってしまった味に慣れてきたのか…。ともかく、お店はランチのローテーションを死守しています。
それにしても情けないことに、新しく中華屋さんを開拓することはできませんでした。 おいしいかな、不味かったらどうしようとドキドキし。カッコイイ店員さんいるかなとワクワクし。初めてのお店に入るのは楽しいものです。でも私の場合、店員に冷たくされたらどうしよう…などと妄想にふけってブルーになりがちで、なかなか第一歩が踏み出せないんですよね〜。
この行きつけのお店を書き続けるためにも、最初の一歩を打破せねば。 (T)


 ○○のロードショー!!! kado 2004年10月26日(Tue) 

映画館に行くと、いつも気になって仕方がないことがあります。
それは、映画の本編が始まる前の告知。
予告編が終わるごとに、映画のタイトルと公開時期が出て、
最後に必ず「○○のロードショー!!」というのがつきますよね。
よく見るのは、「衝撃のロードショー」「待望のロードショー」といったところ。
でも、実はバラエティー豊かで、「神秘と感動のロードショー」だったり「爆裂ロードショー」だったり。
そのほかにも「探求のロードショー」「孤独のロードショー」「近未来の相思相愛ロードショー」
「桃色ロードショー」(どんな映画やねん…)などなど。
意味不明なもの、映画の内容と無理矢理こじつけているものなどが多くて、
各予告編が終わるたびに、「なんじゃそりゃ」と心の中でつっこみをいれてしまいます。
でも最近、気付くと「次の映画はなんのロードショーなんだろう」と、
ヘンテコリンなネームを心待ちにしている自分もいたりするんですね、これが。
'? 「芸術の秋」なのに、気になるのはこんなことでした……。(N)


 台風23号 kado 2004年10月25日(Mon) 

週末に一人で御蔵島に行って来ました。台風23号の影響で港が大打撃を受けたという話を聞いていたので、ドキドキしながら向かったのですが、港に着いてびっくり!思わず声をあげてしまいました… 桟橋に立っていた外灯がキレイに90度に折れ曲がり、テトラポットは高々と壁のように積み上がり、船をあげるスロープには一面ぎっしり玉石(御蔵独特の直径30〜50センチ位のまあるい石)が並び玉石海岸の様になってました。桟橋の先端は10センチほど動いてしまい、防波堤は割れていました… 御蔵は台風に直撃されたわけではないのですが、その影響による海のうねりでこんな事になってしまいました。波の力ってすごいんですねー。(K)


波の力で折れた外灯


 週末のこと kado 2004年10月24日(Sun) 

金曜日は、尊敬するノンフィクションライターの神山典士さんに、新宿2丁目に連れて行ってもらいました。 居心地のよい、楽しい飲み屋さんでした。とにかく、そこにいる人たちが素敵でした。ありがとうございました。 また、連れて行ってください!
神山典士さんのwebサイト http://www.the-bazaar.net/

土曜日は、真木テキスタイルスタジオの展示会に行きました。会場の五日市の古民家までバイクで数時間。 織物には決して詳しくない僕も、「ああ、これは人がじっくりと手間をかけて作ったから生まれた美しさだ」と ドキドキしました。きれいなものをたくさん見てきました。
その日の夕方、大切な友人が急な病に倒れたという知らせがあり、入院先にお見舞いに向かいました。 ただただ全快を祈るばかりです。頑張って!
そして夜、自宅に戻ると新潟で大地震のニュース。大切なものが問答無用で破壊される恐ろしさ。 絶対的な恐怖。無力な人間である僕は、新潟に少しでも早く平穏な時が戻ることを願うほかありません。

いろんなことに感動し、いろんなことを考えた週末でした。新しい1週間は、1人でも多くの人たちにとってよりよい1週間でありますように。(H)


 週に1度の気分転換 kado 2004年10月21日(Thu) 

ここ○年間、フラメンコを習っています(何年か言うとすごく上手いと勘違いされるので言いません)。
仕事柄、1日中椅子に座りっぱなしで目も酷使するので、首、肩、腰、足がコリコリだるだるになり、合間にちょっとストレッチするくらいでは、全然解消されません。ところがフラメンコに行くと、首も肩も腰も足もぜーんぶ伸ばして、ひねって、動かして、で、だらだら汗をかき、「ひー、疲れたー」とレッスンを終える頃には、あの鈍い痛み・だるさがすっかり消えているのです。スッキリと! 代わりに筋肉痛にはなりますが。
ですから、週1回、仕事帰りのこの1時間半は、気分転換と体調管理にとても大切な時間です。
でも昨日はあの台風で、さすがに行くのは諦めました。だから今日はなにか身体が重く、鈍っている感じです。仕事を納品したことだし、夜ゆっくりストレッチでもしてみましょう。(S)


 行きつけのお店 その6 kado 2004年10月20日(Wed) 

私はお肉を食べません。牛、豚、鳥…どれもパス。ハム、ソーセージも食べません。オムライスに入っている細切れベーコンもよけて食べるくらいです。だから、ラーメン屋さんに1人で行くのは苦手。ラーメンには必ずと言っていいほどお肉(チャーシューともいう)が入っているから。しかも、おいしい(といわれる)ラーメン屋ほど入っていますよね(っていうか、それがウリなのはわかっています、ハイ)。でも、絶対残してしまうので、お店の人に悪いな〜と思うからです。
そんな私が1人でも行くラーメン屋さんがあります。「モヤシそば」と「野菜炒め定食」が私の定番。もちろんお肉なんぞ入っていません。ぜ〜んぶ、野菜。野菜炒めだって、その名のとおり野菜のみ(フツー豚肉くらい入ってますよねぇ)。夏によく食べた「野菜つけ麺」もモヤシとキャベツがたっぷり。フツーの人が食べたら「なんで肉がないんだあ!」と怒りだすところなのでしょうけど(ボリュームは満点でも物足りないかと思います、ハイ)。難点は味がかなり濃いこと。すりゴマ+刻みネギ+お酢をたっぷりかけてから食べてます。おいしいかどうなのかはなぞ…としても、まさに私向きのラーメン屋さんなのです。 (T)


 あこがれ kado 2004年10月19日(Tue) 

星野道夫さんの『イニュニック(生命)』という本を読みました。
写真家であった星野さんがアラスカに定住し始めてから、約3年間のことを綴ったエッセイです。
読みながら「この表現好きだな」と思うところに付箋を貼っていくと、
たちまちに本が付箋だらけになってしまいました。

アラスカの厳しい自然と向き合った星野さんの写真は、その厳しさを伝えながらも
温かくて、愛情に満ちています。そんな写真と同じように、紡ぎ出される文章も本当に豊か。
アラスカの野生動物や植物、そしてそこに住む人に対する尊敬の気持ち、憧れ、愛情が
手にとるように伝わってきます。そして、 いつのまにか、私も星野さんの文章と一緒に、
行ったこともないアラスカの空気を感じ、 めぐる季節に思いを馳せてしまうのです。
「あー。オーロラの中の流れ星、見てみたいなー」
「ツンドラの大地を駆けるカリブーの大群、すごそうだなー」
例え、それが満員の通勤電車の中でも、広尾に着く頃には心はゆったりアラスカ時間。
ちょっと豊かな気分になっています。…なんて、これって現実逃避? さて、仕事。仕事。(N)


 築地での発見 kado 2004年10月18日(Mon) 

週末、バーベキューの買い出しに築地の場内に行って来ました!場内には初めて入ったのですが、とても活気があり、和気藹々とした雰囲気で楽しかったです。マグロは丸ごとのものもあったり、まだピクピク動いている魚がゴロゴロいたり、どれもこれも美味しそうで大興奮でした。
場内での買い物を済ませ、場外で残りの細かいものを買っているときに、日本酒の空瓶がずらりと並んでいるいい感じの飲食店が目にとまりました。そのお店の看板には『陽○○○』と、見慣れた文字が。少し前に会社の近くに出来た和食居酒屋と同じ看板だ!実はそのお店、出来た時に『築地 陽○○○』という店名に、なんだか微妙だなぁと不信感を抱いてしまい、足が遠のいていたのですが、先日ふらりとランチに行ってみると、手頃なお値段でなかなか美味しく、夜も行ってみようかな〜と興味を持ち始めていたお店なのです。西麻布周辺で800円台で定食が食べられるお店はとても貴重なのです。築地の場外にある店の姉妹店なのかぁー。今度魚料理も食べてみよう!と、ますます興味がわいてしまいました。ちなみにこのお店、水曜と金曜はさらにデザートも付くらしいです。今週水曜はランチに行ってみよう!(K)


 僕の頻出キーワードは…? kado 2004年10月15日(Fri) 

グーグルが、パソコンの中身を検索できるソフトを開発したというニュースを見ました。 ファイル名だけでなく、一部のメールソフトや文書作成ソフトで作られた書類の中身まで検索できるというからすごい。 でも、こうなるとパソコンの中に秘密をしまい込むことはもうできないですね。自分が今まで書きためてきたすべてのテキスト中に、 どの語句が何回出てきたかもわかるようになるんでしょうね。なんだか、頭の中をのぞかれる気分…。(H)


 基本が大切 kado 2004年10月14日(Thu) 

主に新刊書籍の校正をやっていますが、この仕事で「思いこみ」は禁物です。たとえば、今週納品したお仕事で、こんなことがありました。詳しくは書けないのですが、それは翻訳小説で、ある一文がごく日常的な常識からすると間違っているのでは?と思われる箇所がありました。ところが念のために調べてみると、世界共通の常識と思いこんでいたそのことが、かの国では事情が違っていたのです! つまり、その一文は正しかったわけです。校正したものは著者(訳者)のもとに行く前に出版社がチェック・統括しているわけですが、あのとき「もしかしたら…」と思わずに疑問を出して納品していたら、「調べてないな」「翻訳物とわかってないな」と信用度を下げてしまうところでした。オソロシイ。
校正は人の目で文字を追い判断していく作業ですし、機械的に「この場合はこうする」とスパンと決まっているものでもないので、ときに私見や思いこみが入り込みそうになります。ヒヤッとする事があるたびに、初心や基本を忘れてはいけないと反省しています。
ところで、久しぶりにいただいた小説のお仕事でしたが(いつもはノンフィクションが多い)、これがすごくおもしろくすてきなお話でした。売れるといいなと思います。私も本屋さんに向かうとしよう。(S)


 行きつけのお店 その5 kado 2004年10月13日(Wed) 

行きつけのお店になるために、一番重要なのは「味」です。でも、時に店員さんの「人柄」も大切なポイントになることってありますよね。
和食が 品よくおいしい店があるのですが、最近行くのやめようかなと考えさせられる出来事がありました。昼をまかされている(と思われる)若い料理人が、夜、店の前で(もちろん営業時間内)タバコ片手にケータイでくっちゃべっているのです。お店、暇なんだろうか…、やっぱこの辺だと夜は人、入らないのかなと心配してみたりもしました。が、そんな姿を、時には道ばたで、またある時にはお店の隣のビル前で、さらにはウチの事務所のあるマンションの軒先で見かけるようになったのです。あまりにも頻繁なので、ちゃんと仕事しろ〜っ、料理人のくせにタバコを吸うな〜っ!! と説教の一つでもしたくなります。
近くに住む人or働く人がよく行くお店なのだから、お店の印象が悪くなるようなことはして欲しくないですよね。私は食べたことがないのですが、夜もおいしいと評判のお店なだけに残念です。

でも、ある意味、自分がどこで見られ、どう思われているかもわからないってことですよね…。自重、自重。(T)


 行きつけのお店 その4 検証 kado 2004年10月12日(Tue) 

Tさんが、「最近味が変わった」と嘆いていた中華屋さん。
私も気になって、今日行ってみました。
酢豚を食べたのですが、あ、甘い〜!
やっぱりお酢をドボドボかけて食べちゃいました。
目の前で五目そばを(性懲りもなく?)食べていたTさんも、
首をかしげつつ、またまたお酢をドボドボかけて食べていました。

Tさん、どうします? やっぱり新しい店、開拓します? (N)


 行きつけのお店 その4 kado 2004年10月8日(Fri) 

よく行く中華屋さんの味が最近変わった、と社内でちょっと話題になっています。
きっかけは「定食についている卵スープのとろみが濃くなった」こと。するすると口当たりのよかったスープが、どろっともっさりしているんです! 気のせいかなと思い、翌週焼きそばを注文してみると、盛りつけ方がとっても雑。いつもと違うなあと思いながら食べてみると、味がなんか薄い…。お酢をドボドボかけて食べちゃいました。さらに、寒い日にどうしても温かいめんが食べたくなり、五目ソバを頼んだところ、今度はしょっぱい! お酢をドボドボかけて食べちゃいました。こんなことしているの私だけかなあと店内を観察してみると、焼きそばを食べている女性も、お酢をドボドボとかけ、ちょっと食べてからさらにドボドボかけていました。
やっぱりこれはおかしい!と他のメンバーにことの顛末を話すと、「確かめてくる」とHが偵察に。そして、帰ってくるなり「味が薄くなっている」!! え? さっきは濃かったんですけど? 料理人が変わったのでしょうか!?  日替わり定食、中華そば、丼ものとどれもおいしく、週一で通っていたお店なので、とっても困る! また行こうかどうか、新しい店を開拓したほうがいいのか、迷っている今日この頃です。(T)


 西麻布のパスタ屋さん kado 2004年10月7日(Thu) 

ランチで行く限られたお店のなかに、パスタ屋さんが2軒あります。 1軒は事務所のある通り沿い(4丁目)、もう1軒は交差点を渡った向こう側(2丁目)。 どちらもパン、サラダ、パスタ、ドリンク、デザートがついて1000円ほど。お店の雰囲気も良くて、ひとつひとつがしっかりおいしいです。
この2軒、パスタメニューのバリエーションとボリュームでは2丁目に軍配が上がりますが、デザートは断然4丁目! たとえば2人で行ったとしたら、各人違ったデザートが出されたりします(客が選ぶわけでなく、自動的に。何が出てくるかお楽しみ!)。ヨーグルトムースとか、イチジクのタルトとか、どのデザートもほんとにおいしいのですが、とくにカスタードプリンなんて、もうスゴイですよ。最高。今週一人で行った日にも、ひさびさプリンが出てきたのだけど、ひとくち食べて思わず「うま〜〜」と言葉が漏れてしまうほどなのです。願わくば、ランチのパスタ、もう少し違ったものも登場してほしいのですが、それはおいといても、デザートとコーヒーに引かれ、思い出したように4丁目の店 に向かうのです。あ、もちろん、パスタもおいしいですよ、ここ。これからもがんばってほしいお店です。(S)

※Tさんが教えてくれたのですが、2丁目のお店のデザートは、サービスで出てくるものなのだそうです。だからミニサイズだったのね。だからパスタがたっぷりなのね。だからお客さんに若い男の子が多いのですね。


 happen to meet 2 kado 2004年10月6日(Wed) 

幼なじみと数年ぶりに連絡が取れました。
e-mailもケータイもまだまだ一般的ではない頃にいつのまにか音信が途絶え、 いったいどこでなにをしているのか、ずっとわからない状態でした。昨日、 ふと「googleで検索したらなにかヒントが見つかるかも」と思い、名前を入力。 何百件かの検索結果の中からいくつかをチェックしてみると、ある人の日記の中に、 同姓同名でさらに諸々の条件が合う人物が登場しています。これはもしや「彼」では!?と、 日記の作者に事情を説明したメールを送り、「彼」への転送をお願いしました。すると、 何時間も経たないうちに「彼=幼なじみ」からメールが届いたのです。 彼は、エベレストの麓にある国で、元気に働いていました。
個人情報の漏えいとか、ウイルスだとか、ネット依存だとか、 いろいろ面倒なことや不安なことが多い情報化社会ですが、 遠く離れた友人とこんなふうに再会できるんだから、 モノの価値なんてものは使い方一つなんだね。(H)


 秋ですね。 kado 2004年10月5日(Tue) 

気温28度。まだ夏の名残りがある宮古島から帰ってくると、
東京は一転、シトシト雨。地元の駅に降りると、夜の冷たい空気を
キンモクセイの匂いが包み込んでいて、いつのまにか秋が来ていました。

中学校の時覚えさせられた『枕草子』の「春はあけぼの…」ではないけれど、
春の沈丁花、夏草の色、秋のキンモクセイに冬の張りつめた空気などなど…。
四季折々の自然の匂いや空気感、色などの微妙な変化を
敏感に感じ取って楽しめることができたら、素敵だなあと思います。
普段は、大ざっぱに過ごしていてなかなか忘れてしまいがちですが。。

といいつつ、どんなに酷暑でも、誰がなんといっても「夏が一番でしょう!」の私。
夏が過ぎ去り、秋が来たことを、いまだに受け入れられていません…。(N)


 鍾乳洞と泡盛 kado 2004年10月4日(Mon) 

宮古島に行って来ました。宮古島は思っていたよりも都会で、とても生活しやすい町でした。海は蒼く生命力に満ちていて、砂浜は真っ白くサラサラで、食べ物はとても美味しく、魅力いっぱいの島でした。
中でも驚いたのが城辺町の「仲原鍾乳洞」。ガイドブックなどには載っていなかったのですが、行ってみるとそれはとても立派な鍾乳洞!とても神秘的でまるで違う世界に来てしまったかのようでした。直径約30メートル、深さ約15メートルの竪穴の底部にあり、洞穴は仲原洞と呼ばれ、全長265メートルの横穴式。平均幅は8メートルで、最大幅は26メートルにも及ぶ。高さは最も高いところで12メートルある。ここの鍾乳石はとても質がいいらしい。年間を通して気温は23度とほぼ一定。
ここの温度・湿度は酒の熟成に適しているらしく、個人の泡盛の貯蔵も受け付けている(年間管理料2,500円)。洞内に並べられた宮古の泡盛には、それぞれメッセージカードがかかっていて、それぞれの想いが書かれていました。
「来年も宮古に来るぞー!」
「結婚3周年に一緒におとーりしよう!」
「Happy Birethday!来年の誕生日はこの泡盛で乾杯しよう!」
など、想いは色々。私も結婚したら記念に貯蔵するぞー!などと、思ってしまいました。
試飲させていただいた、実際にここで寝かせて出来た古酒は、まろやかでとても美味しかったです。
宮古へお越しの際は海だけでなく是非「仲原鍾乳洞」へ!(K)

おとーり…宮古地方に伝わるお酒の飲み方。基本的には一つのグラスで、一人一杯ずつつがれたお酒を、メンバー内で順繰り飲む習慣。これをエンドレスで続ける。戦後お酒が貴重な時にみんなで分け合って飲むための習慣だったといわれています。


 柚子こしょうを作りました! kado 2004年10月1日(Fri) 

先日、自宅で「柚子こしょう」をつくりました。柚子こしょうは、九州でよく使われる調味料で 柚子の皮、青唐辛子をペースト状にすりつぶしたものに、塩を加えてつくります。 柚子の青く、瑞々しい香りに唐辛子のピリリとした刺激が特徴で鍋ものやみそ汁はもちろん、焼き肉や鰻の白焼きなどいろんな料理に合います。
今年は、柚子、青唐辛子ともに九州から送られてきたものをつかいました。 農薬も肥料も与えられず、ただ自然のままに実をつけた柚子は見た目には傷も多く、デコボコとしています。 赤ん坊の拳くらいの大きさの柚子およそ50個を一つずつ卸し金にかけ、 緑色の表皮を削りとっていきます。ザルに山盛りの青唐辛子は、へたを取り、二つに割って種を掻き出します。 唐辛子の汁が手や顔について独り「痛い、痛い」と言いながら 何時間もかかって、500mlの容器がようやくいっぱいになるかどうかの柚子こしょうが仕込み終わりました。
嗜好品の一つに過ぎない柚子こしょうを手作りするだけでもこんなに大仕事になるのですから、日常生活に必要ないろんなものを 自分の手で作り、育ててきた昔の人たちの毎日はとんでもなく多忙だったことでしょう。 ネットやったり、ビデオ見たり、漫画喫茶行ったりする暇なんてないな、きっと。

皮を削り取った柚子の果汁を絞って、「ポン酢」も仕込みました。 柚子こしょうもポン酢も数週間後には出来上がりです。秋、冬と美味しいものを食べる態勢が整ってきました!(H)


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