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ペンダコスタッフが、毎日交代で書く西麻布つれづれ日記。役に立つのか立たないのか、笑えるのかそれとも涙ホロリなのか、どんなネタが繰り広げられるのやら全く予想不可能ですが、さぼらないように続けていこうと思いますので、たまに訪れて読んでみてください。
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「ひらがなで話す」こと

kado 2004年11月30日(Tue) 

Hさんが11月13日の日記で「『ひらがなで話そう』を座右の銘としてきた」と書いていましたが、確かにそうだなあと思いました。でも、これが本当に難しい…。クライアントに企画の意味を伝えるとき、取材で話してほしいことを引き出すとき、ライターさんやデザイナーさんに仕事をお願いするとき…。あらゆる局面で「きちんと自分の頭にあることを整理して、相手にわかりやすく伝えたい」と思うものの、言葉に出すと微妙にニュアンスの違ってしまったり、いろんなものをくっつけすぎて要旨がぼやけてしまったり、時には考えすぎて必要なことを言うことすらできなかったり。あとで後悔することもしょっちゅう。
「ひらがなで話す」ことを、もっと研究せねばなと思う今日このごろです。(N)


 ランチ kado 2004年11月29日(Mon) 

以前いた会社はカレー街で有名な神保町でした。その頃は毎日カレーを食べても飽きないくらい、ありとあらゆる種類のカレー屋があって、カレー好きな私には幸せな場所でした。ところが、ここ西麻布にはあまりカレー屋がありません。その少ないカレー屋の中で唯一通っている店があります。西麻布の交差点からすぐの「○ッサブ」です。ここは店員さんがみんなインド人で、かかっている音楽もインドのポップス。テレビもインドの映像と異国情緒たっぷり。ランチは「サラダ+好きなカレー+マンゴーラッシー+タイ米とナン食べ放題」で1,050円と満足価格。本格インドカレーで味はもちろん美味しく、接客もとても丁寧です。でも、接客は丁寧なだけではなく…
「美味しい?」「辛さ大丈夫?」「他のカレーも美味しいよ」「おかわりする?」「ナン持ってきましょうか?」
とフレンドリー。毎回笑顔で聞かれます。最初は少しだけど「そっとしておいてー」という気持ちもあったのですが、今では安心して一人で行ける心地よいお店になりました。
先日は食後にそっとチャイを出してくれました(美味しかったー!)。今日は帰りにマンゴーラッシー飴をくれました。物につられ?いやいや、笑顔に誘われ、きっと来週もまた行ってしまうでしょう。(K)


 ペンダコ配給所 kado 2004年11月25日(Thu) 

2日前の火曜日、祝日だけど全員が会社にいた日のことです。
「ピンポ〜ン。宅急便でーす」の声に、「あ、たぶん私です」とNさん。そして玄関から次々運び込まれたのは、なんと大きなダンボール箱が3箱!!!
「え?! なになに? 何が届いたの?」
「え、あの・・・野菜です。母親が送ってくれるって言ってたんですけど、まさか、こんなに大量に届くとは・・・ いったい何人いると思ってんだろう・・・ これ、ぜったい送りすぎですよねえ」(唖然)
数日前にNさんが、実家で農業をやっているお母さんに「野菜が高くて・・・」とボヤいたら、「じゃあ、送るわ」となったそうなのです。会社の人の分も送るわね、と。それで、この大量の野菜というわけ。
ダンボール箱にぎっしり入っている野菜を各人用に新聞紙に包んで紙袋に入れていく様は、まるで配給所のよう。「すごーい!」「大量ー!」と、ひとしきりワイワイ賑わいました。
各人に配給された野菜は、大根、人参、ねぎ、わけぎ、レタス、春菊、ほうれん草、ターサイ、里芋。大きな紙袋にズッシリとなりました。
きのうは美味しい生タラが家にあったので、鍋にして、手作りポン酢と大根おろしで青物野菜をワシワシ食べました。疲れが吹き飛ぶほどおいしかった。ありがとー、NさんとNさんのお母さん!(S)


 行きつけのお店 ひとまず最終回 kado 2004年11月24日(Wed) 

明日、事務所から歩いて1分の場所に、ペンダコ待望(!?)のケーキ屋さんがオープンします。
西麻布には「コレ!」というケーキ屋さんがありません。4丁目にはシフォンケーキ&ミルクレープで有名なカフェがあり、南麻布には秋限定のモンブランがおいしいお店がありますが、もうあきちゃったんですよね〜。今ではケーキが食べたくなると、広尾or六本木方面まで遠出しておいしいお店を探しながら仕入れています。
そんなわけで、このお店が工事中のときからいつオープンするのだろうと待っていたのです。
明日、早速買いに行きます。顔を覚えられるような行きつけのお店になることを期待して。 

追伸:9月から私がよく行くお店を1軒ずつ取り上げてきました。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、すべて昼のお店、ランチに行くお店なんです。ここは西麻布。昼と夜とでは道を行き交う人種は明らかに違い、隠れ家的なお店もあるだろうに、そんなステキなお店に行く時間などとんとありません。夜、飲みに行くことがあっても、たま〜になので「違う店に行きたい!」となってしまうのです。
そんなわけで、次は夜の行きつけのお店を作って紹介できればいいなと思います。(T)


 ランチ 番外編(銀座) kado 2004年11月22日(Mon) 

昨日、高校の友人と銀座にある「○○離宮」に行って来ました。友人がランチコースを予約してくれて、とても楽しみにしていました。店に着いてみると立派な店構えで期待もいっそう高まりました。
ところが、店員はフロアでお喋りしてるし、無愛想だし、コースを予約してあったのにメニューを渡され「決まったら声をかけてください」と言われるし、もー接客はファミレス以下。ご飯はまずくはないけど、味付けはしょっぱかったり薄かったり安定してないし、なんだかみんなでがっかりしてしまいました。有名店と美味しいお店は別なのですね。あーん、美味しいものが食べたいー!(K)


 西麻布ランチ フレンチの巻 kado 2004年11月18日(Thu) 

今週4人中3人がランチの話題です。まったくペンダコの女性陣ときたら食べることしか頭にないの? とお思いでしょう。はい。すみませんです。実は久しぶりに行って「おいしい」としみじみ思ったお店があったので。それは、会社の斜め向かいあたりにある創業30年のフレンチのお店です。木の床と赤い椅子、ロートレックの絵なんかが飾ってある、家庭的な雰囲気の小さな空間。ここでいただくのは平日限定のクスクス丼です。クスクスというのは元はチュニジアの料理らしいのですが、フランスでもポピュラーな食べ物で、細かい粒状のパスタに肉と野菜のトマト煮込みのようなものがかかっている料理です。このお店では、パスタではなくパラッとしたお米を使っていて、トマト煮込みには鶏肉、人参、豆、ごぼう(!)などがたっぷり入っています。少しスパイシーでとてもおいしい! これに自家製パンと豚肉のリエット、ドリンクに小さなお菓子(マドレーヌとか)がついて1,050円。立派です!
それにしても、こんなにおいしいのにどうして半年以上も来なかったんだろう、と食べながら思いました。きっと、暑かったからでしょう。こういう料理が食べたくなる季節になったということですね。ひゃー、もう今年も残りひと月ちょいなのですね。(S)


 行きつけのお店 その8 kado 2004年11月17日(Wed) 

事務所の女性陣がよく行くパスタ屋さんが西麻布2丁目にあります。このdiaryでも以前、Sさんがリポートしていたお店です。
今日もそこで昼食を食べたのですが…、ここ数週間、どの時間帯にいっても開店時からいた店員さんたちがいなくて、新顔のかたばかりなのです。日本語の上手な外国人さん、ちょっと背の高い今時風のお兄ちゃん、キレイ系のオネエさんと、私が勝手に顔を知っている店員サンたちがいな〜い! これをKさんに話したところ、「2号店ができるんじゃない?」とステキなご指摘が! そういえば、最後に今時風のお兄ちゃんを見たときは、イラストレーター風の男性と店内で打ち合わせをしていたっけ。内装でも変えるのかな〜?とぼんやり考えたことを思い出しました。そうか、アレは2号店のことだったのか…(激しくカンチガイなのでは?) 雑誌にもよく登場して、いつも混雑しているお店だけにありえるかも!(あくまでも予想デス) 「2号店どこにできるのかな〜」と事務所内で勝手に盛り上がっています(オイオイ先走りすぎっ)
(T)


 駅についたら… kado 2004年11月16日(Tue) 

会社から帰って、地元の駅に着くと、もう夜中…なことが多い。
そんな私が習慣にしているのが、
・バーのカウンターでお酒を飲むこと
・隠れ家のような落ち着きのあるCafeでお茶をすること
…なんてことはほとんどなく、夜中まで開いている
・品選びが超個性的な新刊書店
・棚に入りきらない本がそこかしこに積まれている古本屋
・中国式の整体マッサージ
・スーパー銭湯
のどれかに行くことです。
嫁入り前の(そう若くないけど)女子にあるまじき、 なんと地味なラインナップ!
でも、平日の仕事帰りは、そんなことがみょーに落ち着くのです。
昨日は、整体マッサージに久しぶりに行きました。
中国人のマッサージ師のお兄さんが本当に上手で、終わる頃には、
さっきまでずきずき痛んでいた頭がスッキリ!
もともと歪んでいる背骨もまっすぐになって、とっても歩きやすくなっているのです。いや〜幸せ。
整体のあとに出されたお茶をすすりながら、片言の日本語で話すお兄さんと
「カタコリ、ラクニナリマシタカ?」「はい。とっても!」
「オシゴト、タイヘンネ」「いえいえ、そんなことは」
「サイキン、メロンパンノオミセ、デキマシタネ」「ああ、そうですね」
などと、ぽつりぽつりと話す会話もなんとも落ち着きます。
でも、こんなことで落ち着いてちゃいけないんだろうな。もっと、パワフルにならないと!
…と書いてて思いました。(N)


 ランチ kado 2004年11月15日(Mon) 

最近、会社の入っているビルの向かいのワインバーがランチを始めました。気になってはいたのですが、気がつくといつもランチタイムを過ぎていて、やっと今日行くことができました。
中に入ること自体初めてだったのですが、中は薄暗く、古い喫茶店のような木の壁に木のテーブル、BGMにはリアルジャズが流れ、とても雰囲気のある店でした。私はいくつかのメニューの中から「ビーフカレー」を注文。しばらくすると厨房から肉を焼くジュージューという音といい匂いがしてきました。出てきたカレーの中に入っていた肉をかじると、中はうっすらピンク色で、柔らかくてジューシーで、とても美味しかったです。味は美味しいのですが私には少し味が濃かったかな。男の人は好きな味だと思います。
でも、お店の雰囲気がとても落ち着いたので、今度は単行本を片手に行ってみたいと思います。(K)


 もう11月じゃん! kado 2004年11月13日(Sat) 

高校生か大学生か、いずれにしても今からずいぶん昔の、まだまだ子どもだったころに、 将来、自分が仕事をするときは「ひらがなで話そう」をモットーにしよう!と心に誓いました。 物事を小難しく、もってまわった説明をするのではなく、大切な部分をわかりやすく相手に伝えたい…そう思いました。 もちろん、物事の全体像を理解したり、想像したりする知識はしっかりと持ったうえで、 人に伝えるときは余計な部分を削り落として、簡潔に伝える。そんな思いを僕は「ひらがなで話す」という言葉に置き換えました。 10代から20代にかけての、まさに座右の銘でした。

2004年のペンダコのNew Year's cardには、「Simply but Expressively」という言葉をそえました。 「シンプルだけど、感情豊かに」、この1年を頑張っていこうという思いからです。 そして11月になった今、「ひらがなで話す」ことの難しさを改めて実感しています。うーん、修行が足りない!

余計な力をからだ中から抜き去り、物理にかなった最適なバランスで鉛筆を手にすることができたら、 きっといろんな世界を表現できる1本の線を引くことができるはずです。

手にできる「ペンダコ」は、実は鉛筆の持ち方が正しくないからできてしまうものなのだそうです。 納得のいくシンプルな言葉、1本の線が引けるようになるまで、僕らにはいくつの「ペンダコ」ができるのか。 たくさんの「ペンダコ」を頭と心につくりながら、ひらがなの世界に少しずつでも近づきたいと思います。(H)


 鎌倉散策 kado 2004年11月11日(Thu) 

週末、織物をやっている友達のグループ展を見に、鎌倉に行ってきました。
日の降りそそぐテラスのある小さなギャラリー。友達の作品は一目でわかりました。ショールもバッグも、とても彼女らしいのです。かわいくて個性的で! 惚れ込んでひとつ購入しました。後で聞けば、そのショールは、いろいろ試行錯誤した末にできあがった今回もっとも思い出深い作品だったそうです。この先、彼女がどんなものを作っていくのか、とてもとても楽しみです。
さて、ギャラリーのあとは、銭洗弁天、源氏山公園、海蔵寺と散策したのですが、この海蔵寺、鎌倉のお寺の中でももっとも好きな場所なのです。民家に挟まれたお寺へと続く道も、こぢんまりとした寺全体の風景も、静かで穏やかで美しくて、じんわりなごんでしまいます。茅葺屋根、季節ごとの可憐な花、ふっくらした緑色の苔。葉の落ちた木の姿でさえ美しいし、柵越しに見える裏の庭園は、水が流れ、浄土のようで、ぽーっと見入ってしまいます。行くたびに、やっぱり海蔵寺はいい、と強く思うのでした。北鎌倉と鎌倉の中間あたりです。ぜひ、訪れてみてください。(S)


 行きつけのお店 その7 kado 2004年11月10日(Wed) 

先日、締切直前で朝6時半に眠い目をこすりながら出勤したときのこと。
広尾駅から事務所に向かって歩き、日赤病院下の信号で青になるのを待っていると、道路の反対側にこっちをじーっと見ている男の人が…。同じように信号待ちをしているのかと思い、気にもとめませんでした。が、青になったので私が歩き出しても、その人は動かぬまま、じっとこっちを見ています。
!? あっ、あいざわのおっちゃんじゃん!
ランチによく行く、おそらく西麻布に勤めている人で知らぬ人はいないであろう定食屋のおじさんでした。
「早いね〜、これから仕事〜?」といつものとおり元気いっぱいのおっちゃん。
「はは、そうです」と眠気もふっとび、突然のことにアワアワしている私。
「なんか見たことある人がいるな〜と思ってさ。がんばってね〜」とお店に向かって歩き出すおっちゃん。
「あっ、ま、また」と同じ方向に行くにもかかわらず、別のルートで歩こうとする私。
朝6時半。
このお店のランチは安くてボリュームがあって、しかもスポーツ新聞が読めるので、週1ペースで行っていました。が、まさかこんな時間に会うとは…。そして、道の向かい側から発見されるとは…。
(T)


 新たな出発 kado 2004年11月9日(Tue) 

大学や専門学校を目指して、高校生が受験勉強に本腰を入れるこの時期。
社会人として今まで頑張ってきた友人二人も、専門学校目指して受験勉強に励んでいます。
一人は看護師、一人は理学療法士を目指して。
先日、学校に提出するための志望動機を読ませてもらったのですが(仕事柄、添削も兼ねて…)、
二人の真剣な思いが伝わってきて、とても刺激を受けました。
社会人から一転、学生に戻ることはとても勇気がいることだと思います。
ましてや、今までの職業とは全く違うことに挑戦するのだからなおさらです。
その中で、第一歩を踏み出そうと決意したのだから、
二人とも、無事学校に合格して、ぜひ、夢を叶えてほしいと思います。

彼女たちのがんばりを見て、「自分がやりたいこと」を改めて考えた週末でした。(N)


 陶芸展 kado 2004年11月8日(Mon) 

週末、唐木尚勇さんという陶芸家の作品展を池袋東武に見に行ってきました。この方は友人のお父様なのですが、以前銚子にある工房に遊びに行ったときに何点か作品を見せていただき、いつか作品展を見に行きたいと思っていました。
私は陶芸のことは詳しくないのですが、渋いけど華やかな作品が並び、唐木氏の色みたいな物が伝わってくるような作品展でした。一つ一つがとても丁寧にこだわって作っていることもとてもよく伝わってきました。その心のこもった作品の下には、その奥様が作った織物が敷いてあったりして、心の奥がポッと温かくなりました。
人が温かな気持ちになれる作品が作れるって、とても素敵ですね。(K)


 テント・プロジェクト kado 2004年11月4日(Thu) 

何年か前にカヌーツアーでお世話になった北海道のガイドの方から、先日、こんなメールが届きました。
いまだ、寒くてプライバシーのない避難所暮らしや狭い車の中での生活を余儀なくされている新潟中越地震の被災者の方たちに、キャンプ用テントが喜ばれている、不要なテントがある方は協力をお願いします、といった内容でした。テントならプライバシーもあるし、だだっ広い体育館よりは暖かい、足を伸ばして寝ることもできるし、ペットと一緒に入ることもできるのです。
うちはテントを持っていないので協力できなかったのですが、もし、使わないテントがあるという方がいらっしゃったら、下記のサイトをご覧いただければと思います。
<中越元気村 http://www.gassan.jp/genkimura/

こういう天災があるたびに、わが家の猫たちのことを考えてしまいます。自分たちが天災に見舞われたらどうなるんだろう、と。避難所に連れて行くことはできないというのはわかっているのですが、無事を祈って置いていくことになるのかな、と思うと、たまらない気持ちになります。
そんな人の気も知らず、今日もうちの猫たちは、布団の中、椅子の上で、ぬくぬくとくつろいでいました。(S)


 ずっと気になっていること kado 2004年11月2日(Tue) 

ずっと気になっていることがあります。
焼鳥屋さんや焼き肉屋さん、カツ丼屋さんなど看板のことです。
コックさんの帽子をかぶったブタが、フライパンを持って料理していたり、
フォークとナイフを持ったウシがおいしそうにステーキを食べていたり…。
「それって、共食い!?」
という看板、たまに見かけませんか?

見かけるたびに、
「シュールだなあ…」となんか気になってしまうんですよね。
「そのステーキになるのは、あなたでもあるのに、なんで笑ってフォークなんて持っちゃってるの!?」
と思うと、看板が突如、哀愁を帯びてきて切ない感じになってしまうのです。
焼き鳥も焼き肉も、カツ丼も大好きなので、
だからってお店に入ることを躊躇することなど、全くもってないのですが、
そんな看板を見たときは、
「出された物は残さず全部食べよう!」
と改めて思ったりするのでした。(N)


 田舎は強い! kado 2004年11月1日(Mon) 

私の父の実家は新潟県の川口町。中越地震で孤立してしまった小さな町です。
長岡にも母の実家と親戚、小千谷にも父方の親戚がいますが、報道もされていたし物資もわりと早くに届いていたようだったので比較的安心できたのですが、心配だったのが父の実家がある川口町。震源の辺りと思われるのに全く情報が無く、最初のうちは連絡もとれず、心配するばかりで何も知ることができませんでした。二日目に携帯で連絡をとることができ、状況を聞いてみると、町の周りは全て通行止めでほとんどの家は全倒壊か半倒壊。だけど救助のヘリは上空を通過するばかりで物資は全く届かないとのこと。だけど父の兄は不思議と落ち着いていました。それにはこんな理由がありました。水は綺麗な湧水があり、食料は家の目の前にある畑の野菜と川を泳ぐ鮎、雪国ならではの灯油の巨大タンクのおかげでストーブ(電池式)が使え、お湯も沸かす事が出来ます。町は団結のあるところなので、お年寄りは老人ホームへ避難させ、子供は小学校に避難。 すごい!話を聞いて感動しちゃいました!東京で大地震が起こったらこんなにたくましく乗り越えられるのだろうか… 荷物も少しずつ届き始めたので、週末に家族で荷造りして発送しました。役にたつかな… 本当はガソリンが一番欲しいそうなのですが、ガソリンは送れないからなぁ。

川口町の話をしましたが、川口町だけでなく被害にあった全ての町の一日も早い復旧を祈っています。(K)


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