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ペンダコスタッフが、毎日交代で書く三田つれづれ日記。役に立つのか立たないのか、笑えるのかそれとも涙ホロリなのか、どy¨?んなネタが繰り広げo?られるのやら全く予想不可能ですが、さぼらないように続けていこうと思いますので、たまに訪れて読んでみてください。
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  悠久の大地を走る中華丼

kado 2006年2月27日(Mon) 

最近、中華丼にハマっています。「ラーメン、カツ丼、カツカレー」のマンネリローテーションだった昼食に、少しだけ変化が生まれたわけです。三田・田町には中華料理屋さんが結構多いので、それぞれの店で中華丼を試し、マイランキングを作成中です。
最初に中華丼に強い憧れを感じたのは、たぶん小学生のときです。NHKのドキュメント番組で、中国の長距離列車の旅を紹介していました。当時はまだ中国での取材は規制が厳しかったようで「長距離列車の二等客席は外国人は乗車できないし、その中を取材・撮影するのも初めてのことである」といったナレーションが番組の冒頭に流れていました。
ボックス席に乗客をギッシリと詰め込んだ粗末な列車は、かなりのスピードで走っていきます。いかにもアジアなにぎわいを見せる車両の中、ワゴンサービスで売られていたのが「中華丼」でした。年季が入って表面がぼこぼこになっているアルマイトの弁当箱に、ギューギューと白米を詰め込み、その上からなにをどれだけ煮込んだのか見当すらつかないドロドロの具をかける。ほこりっぽい薄汚れた出で立ちの旅人たちは皆その中華丼を求め、美味しそうにかき込みます。ああ、なんて美味しそうなんだ…子ども心にそう感じた瞬間は今でもはっきり覚えています。でも、あの中華丼は特別に取材許可をもらわないと食べることができない。NHKの取材スタッフに嫉妬すら覚えました。
それから数十年。中国も大きく変わり、外国人の旅行もずいぶん自由になりました。その証拠に、ペンダコのNさんは学生時代、中国を旅したときに、この中華丼を食べたというのです! で、肝心の味は?「体に悪そうな油のにおいがぷんぷんして、美味しくなかったですー」。ああ、やっぱりそうなんだ。でも、広い広い中国のこと。どこの路線かはわからないけど、きっと数十年前に想像した通りの美味しい中華丼を乗せて、猛スピードで走る列車が存在するのでは…そんなささやかな希望を捨てられず、とりあえず僕は三田・田町で中華丼探しの旅を続けています。(H)



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